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執筆者の写真ベンタブラック

月刊VB「選曲のこだわりとキャラ解釈」

昨日まで雨が降っていたのに、今日いきなり快晴になって、めっちゃ暑くて。

日焼け止めクリームを塗りたくりましたが、それでも焼けそうな暑さでした。

これで明日また雨降るってマジ……?


さて、月刊VB第一回はこだわりポイントのひとつを語っていきます。

月刊って言ってるけど、半年続けばいいな……

お手柔らかによろしくお願いします。


今回の紹介作品はこちら。

syudouさんのちょ~~かっこいい曲を巌窟王に歌ってもらいました。


この曲は、師への憧れと、それを目指して足掻くことを歌っています。過去作の要素や「最大限の愛情表現」というフレーズが印象的ですね。

私ベンタブラックがとっても好きな曲の一つです。


こちら、原曲です。MVもすっごい。本当は全部トレスしたかったんですが、あんまりにもイラストの枚数が多く断念。何枚描いたらこれできるんだろ……

もう皆に聴いてもらいたいんです。そのくらい好き。泥臭いカッコよさで好き。


で、この泥臭さっていうのが巌窟王に歌ってもらいたかったものなんです。

伯爵として、魅力的な男性キャラとして描かれがちな彼ですが、何でか血と泥に塗れるような格好良さを描いたものが少なく。なら自分で作ったろ!というのが動画化の経緯です。


これ以降にもちょくちょくそういった創作をしているのですが、このキャラ解釈をするにあたり、「虎よ、虎よ!(アルフレッド・ベスター著)」から大いに影響を受けています。


え、なにそれ?って方のために説明しますね。

まず、「虎よ、虎よ!」は「モンテ・クリスト伯」をモチーフに書かれた小説です。

この作品と、ウィリアム・ブレイクの詩「虎よ」は実は、巌窟王の宝具の元ネタと言われているんです!

詳しくはググってみてね。


作中に登場する「燃える男」、そしてその正体。主人公ガリヴァー・フォイルの復讐譚。

これらの側面が強く出た巌窟王がいたとしたら?

主人公けっこうガラが悪いんですが、まあ要はフォイルと巌窟王を重ねたわけです。


このエッセンスと、ドラマCDで聴いた伯爵の「ファリア神父!」の声色を合わせ、あーだこーだして調声して絵を描いて動画にしたのが、先の作品です。


ファリア神父について語る時すっごい嬉しそうなんですよ彼。ゲームだけやってるとわかんないんですが、本当に嬉しそうに神父の名を口にするんです。

敬愛する第二の父、師匠と呼んで差し支えないでしょうね。社交界のあれこれを教わったりしていましたし。


作品は、まさにここからの巣立ちをイメージしています。

子は、いつか親元を離れ、自分の道を歩むものですから。


それと「モンテ・クリスト伯」の最終話のタイトルは「10月5日」となっています。

この日、復讐を終えた伯爵は、エデと共に船出の時を迎えます。ひとつの救いを与え、ひとつの救いを受けて、ハッピーエンド。


ですがFGOの巌窟王にはエデがいません。

それゆえに、巌窟王の物語は続くのでしょう。


かつて己が智慧を授かったように、マスターを助け、群像劇の一員として生き続けるのでしょう。



今回はここまでです。

次回の更新をお楽しみに。

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